ところが、何年か前から、70歳になると、免許更新には実技を含む高齢者講習が
必要となりました。　今更実技と言われてもなァ・・・
車庫入れなんてムリだろうし、縦列駐車なんて言葉を覚えているだけで奇跡的、
そも運転席に座ったら一体何から順番に動かすんだっけ？？という状態ですから、
次回の免許更新の時はどうしたものかと内心恐れておりました。

でも遂に来ました、半年ばかり前に案内のハガキが届き、現実の話になったのです。
もう更新を諦めて免許を返納するか、いや待て万一これから車が必要な生活環境になったとしたら面倒だし・・・ちょっとだけでも練習出来れば何とかなるのでは、
と思うものの、練習したくとも、なかなかそんな機会（というより場所）がないし・・・

そうこうしているうちに、時間切れになりそうで、ともかく、予約を入れました。
とある教習所に電話したのですが、予約の際に、高齢者講習のための講習はないのかと聞いたら、そんなものはないけれど、ともかく来て頂ければきっと大丈夫です、とのこと。

その予約が昨日でした。　あの受付の人の言葉を信じて、やってみるしかない、
もうやぶれかぶれ、で、大ヒンシュクを買うのを覚悟して、出掛けたのです。　
ところが、驚いたことに、ごくごく短時間の恐ろしく簡単な実技講習でした。　
教官も大変に優しく丁寧に対応してくれ、極端に言えば、アクセルとブレーキが
どこにあるのか分かっていればそれで充分と言わんばかり。

行く前の極度の憂鬱と緊張が拍子抜け・・・あんなに心配するんじゃなかった・・・