Q&A
鍼は痛くないのでしょうか?
鍼灸で使用する鍼は、縫い針や注射鍼に比べると非常に細いものです。
例えて言えば、たこ糸と絹糸のようなものです。 そのため、刺入時の痛みは殆どありません。
ただ、皮膚面には痛点と呼ばれる部位が沢山あり、ここに偶々当たると、わずかにチクっと痛みます。
また、施術目的によっては、少し太い鍼を使用したり、あるいは深く刺入したりすることがあり、
この場合は少し神経に触るような、あるいは重いような感じを受けることがあります。
(この感覚が、”効いてるゥ!”という感覚に近いことも多いのです。)
正直なところ、こればかりは体験して頂く他ありません。マッサージでお越しになられた方で、
ご希望があれば”お試し”鍼の無料体験OKですので、是非どうぞ。
ともあれ、人により痛みの感覚が異なりますので、”鍼は痛くない!”と断言は出来かねますが、
少なくとも、皆様が想像しておられる痛みに比べれば、はるかに程度が低い
(あるいは限りなくゼロに近い)痛みだとお考え下さい。
お灸は熱かったり、あとが残ったりしませんか?
お灸とは、ヨモギの葉を原料に作られた艾(もぐさ)を小さくひねって皮膚の上に置き、 これを燃やすものですから、本来は、熱くて当然ですし、一時的に痕が残るのも当然と言えます。
しかし、艾の燃焼温度は約60度ですし、熱さといっても非常に小さな面(点)での一瞬の熱さです。
しかも通常は一瞬の熱さを感じると同時に取り除きますので、決して耐え難い熱さが続くという
ものではありません。 慣れてくれば、単に熱いという感覚でなく、むしろ心地よい刺激と
感じられることも多いのです。
あと、お灸の熱や効果が少々不足しても痕が残らないようにする方法がありますので、痕が残る?
というご心配には及びません。
妊娠中でも大丈夫ですか?
大丈夫です。
妊娠中は、胎児に対する拒絶反応を起こさないために免疫力が低下すると言われますが、
同時に、本来の生命力が最大限発揮されているはずの時期でもありますから、
基本的には出来る限り刺激量を減らします。
鍼の数を減らしたり、普通に刺すのでなく触れるだけの接触鍼、あるいは鍉鍼(ていしん)と
呼ばれる刺さない鍼での刺激に替えるなど、いろいろな手段で刺激量を減らし、
施術時間を短くして対応します。施術時の姿勢も無理のないよう配慮いたしますので、ご安心下さい。
(ただ、オイル・マッサージの場合、ある程度以上お腹が大きくなってくると、やはり姿勢の関係で、
背中から腰の施術は難しくなってしまいます。)